1月は(13期)神野昭子氏主宰の「やまなみ句会(冬の会)」で、出席者15名と欠席 投句4名でした。 主宰より初心に戻り基本を大切にするようにとの総括でした。
お雑煮のたねを語らふ旅の友 和夫
二の鳥居の奥の奥なる初御空 卓
富士山の頂浮ぶ初御空 政紀
箒目に残り少なき柿落葉 恵子
まなじりの皺の愛しき初鏡 八重子
どんぴしやり富士を遠望初御空 道雄
子や孫と祝ふ丸餅雑煮かな 直樹
初空や妻の項の乱れやう 次昭
葉隠れにぷつくと太き蕗の薹 冨貴恵
初御空中村医師の星いづこ 文江
優しさが歩いて来る初御空 泰男
花舗の灯のひときは紅き十二月 ひろ子
箱根路の全山雪の車列かな 幹
ちゃんちゃんこ向いあはせの夕餉かな 道夫
初御空窓の日差しに眠気かな 等
山里の小径塞げる霜の華 人
今年また行列覚悟初詣 誠一
凩や玄関前のポリタンク 修平
初御空秩父連山近づきぬ 昭子
本日の高点句は 何と読む父の癖字や初便り 修平
・ 朱の鳥居眩しく光る初御空 八重子
次回春の句会の兼題は 「青麦」 春、穂の出る前の葉や茎が青々としている麦。 傍題の「麦青む」も使ってください。