8月は(13期)神野昭子氏主宰の「やまなみ句会(夏の会)」で江東区芭蕉会館に於 いて開催されました。
研修室からは、 目の前に隅田川が満々と水を湛えてゆったりと流れている。
15名参加と1名の欠席投稿がありました。
「俳句は文法を超えたところにあり」「俳句はどっきりはっきりくっきり」だそうです。
参加者の自選句は同窓会関東支部webサイトすえひろ(http://matsuyama373.jp/)に掲 載してあります。
H30年度フォーラム会計報告を行い承認されました。
本日の句
水明かり閃光の先に玉花火 和夫
八の字に茅の輪くぐりて鉢合わせ 卓
皆揃い夏越の祓ありがたく 政紀
一葉の頬ほつそりと夏祓 道雄
喜寿成るも蟻の行列見入りけり 礼子
蝉の穴深さ測れば七センチ 文江
猛暑日や堂宇に響く護摩太鼓 冨貴恵
紫陽花の毬重々と雨あがる 次昭
夕焼を背負ひ平らか瀬戸の海 ひろ子
子等帰り短き盆の終わりかな 幹
旅の宿ひとり小ぶりの鰻食ぶ 道夫
宵闇の茅の輪潜りの法忘れ 等
たこ飯や瀬戸の夕凪語るべし 人
斑猫やリュウグウ託す玉手箱 修平
朝焼や冷気の心地意欲湧く 豪騎
静けさや薄れゆきたる虹の脚 昭子
本日の高点句は 猛暑日や堂宇に響く護摩太鼓 鷹尾冨貴恵
秋の句会の兼題は『鶏頭』。
例句
朝の舟鶏頭の朱を離れたり
鶏頭にざらついてゐる日差しかな
鶏頭の十四五本もありぬべし
歳時記の『鶏頭』の説明を読んで、無駄な言葉を 除きましょう。