今回から開催日を少し早めた句会。

俳句は先取りと言われ、 立冬が来るともう冬の句を作らなければならない。

今回はご本人は勿論、ご家族の病気や 体調不良で欠席者が多かった。 その分一句一句の講評がたっぷりと聞け 密度の濃い句会で大変勉強になったと思う。

鶏頭の背高に咲きぬ垣の内      和夫

車窓より白き頭の富士ながめ     恵子

駅留めの帰省のチッキ里の秋     道雄

台風去りて我が家に蟻の侵入や    文江

あれそれと弾める会話敬老日     冨貴恵

鶏頭や山里越えし熊野道       幹

ほうとうのかぼちゃの味よ甲州路   道夫

里山に一刷毛朱し曼珠沙華      等

鶏頭のこぼれ種にや休耕地      人

秋晴や何処へ跳ぬる楕円球      修平

ふるさとの湯の街歩く秋彼岸     誠一

鶏頭の影のさ揺らぎ不愛想      昭子

本日の最高点は    里山に一刷毛朱し曼珠沙華  等

次回冬の会の兼題は新年の季語「初御空」です。

  • やまなみ句会「15周年記念句集」を令和2年3月末に発行する予定です。
  • 別途ご依頼しますが、皆様のご協力を御願い致します。
  • 編集委員:(14期)濱田人(委員長)       
  •        (13期)神野昭子 (13期)奥山泰男 (13期)鶴岡道夫 (18期)二浪誠一