11月はやまなみ句会(秋の会)を開催。参加者17名、投句のみ4名。
少々マンネリ化してきた句会を何とかしとかしたいと選句後の披講時の名乗りを後にした。
初めは少し戸惑ったようだがかなり時間の短縮が出来た。
披講後、各句の点盛をし高点から色んな意見交換をした。
誰の句か分からない為、自由闊達な意見が出た。
夏井いつきばりの厳しい意見に大変盛り上がった。
次回2月冬の会の兼題は「春近し」です。
会場は、江東区清澄の「清澄庭園 涼亭」、13時開場です。
今回の自選句
門院も紅葉愛でしか寂光院 和夫
踏めば鳴く花絨毯や金木犀 卓
指先に香残して松手入 八重子 (今回の最高点句)
松手入眺めるばかり手につかず 恵子
蜘蛛死すもなほ小春日に光る糸 道雄
秋高し松山城を仰ぎけり 直樹
同期生夫の写真と紅葉狩 文江
鬼怒川の岩場綾なす紅葉かな 礼子
赤き花胸に幼の得意顔 冨貴恵
松手入鋏の音に振り向けば 次昭
ジョギングのやがてとぼとぼ星月夜 泰男
行く秋の黄昏時やハーモニカ ひろ子
梵鐘の突如と鳴るや松手入 宜子
主なき家より聞こゆ松手入 道夫
松手入緑の筵織りすすみ 等
稲刈機追いかけている鷺の群れ 幹
色街の黒板塀や松手入 人
松手入矢庭に弦音響きけり 修平
植木屋に見よう見真似の松手入 誠一
露天湯に紅葉は浮び空は群青 豪騎
秋暑し抽斗し奥の肥後守 昭子