関東地区同窓生の皆様
皆様のご参加をお願い致します。
12月21 日(木)文化フォーラム
講演:「南校の未来と分校問題」 講師:(1期)わたなべひろこ先生
多摩美術大学名誉教授
講演要旨
●現況
昨年7月に、愛媛県教育委員会より、県立高校振興計画案が出されました。
これによると県立松山南高校砥部分校は、生徒の減少化にともない伊予高校と吸収
統合し新たにデザイン科を設置する計画が提示されました。
これに砥部住民はじめPTA、卒業生、本校卒業生は強く反対しました。特に砥部
焼きの地元から離れることについて地元は危機感を持ち、関係者と砥部分校存続の
会を作り、反対署名運動(1 万8 千筆)やパブリックコメントを多く提出しました。
この活動がマスコミにも取り上げられ反対運動は大きく進みました。
関東地区からは、わたなべ先生が何回も現地に赴き、関係者と協力して、県知事や
教育委員長とも面会し、計画の見直しを強く求めました。
その結果、砥部分校の伊予高校への移転計画は、企業と提携してゲームクリエーシ
ョンコースの新設などを条件に、5 年間の猶予が与えられました。
現在、本校同窓会長はじめ地元の多くの関係者が今後の進め方について相談を始め
ております。
●課題
しかし、県立高校教育の観点からは大変疑問を感じており、単なる人数合わせ
だけで解決する問題ではありません。
高校教育における真の教育とは何か、教育の理念を問い直し、教育の主体性を守り、
文化国家日本の未来を拓く高校教育を推進するべきと思います。
具体的には、本校・分校の制度を廃止し一体化し、理数科コース、総合コース、
に芸術コースを加え、あたらしい価値を創造し、多様な分野でのイノベーショ
ンを生み出す三位一体の教育を推進させるべきと思います。
●今後の推進に向けて
この新制度推進改革を実現させる為には、卒業生、同窓生、PTA、教員有志
が熱意をもって一丸となって行動し、県教育委員会の許可を得なければなりま
せん。
今後の進め方についてご相談致したく、関東支部の皆様のご支援、ご協力をお願い致します。
2023 年11 月2 5 日
同窓会関東支部長
同窓会関東支部有志
文化フォーラム
(開催案内は同窓会関東支部ホームページ「すえひろ」を参照ください。)