今回初めて新宿区立戸塚地域センターで開催。18名の参加。
今回のフォーラムは「人生を紡ぐ一冊の本」と題して、芭蕉研究家の江口 博氏の講演。
芭蕉「『素龍本』を頭陀袋に携え、郷里の兄のもとへ旅立ち」能書家柏木素龍により書かれ、芭蕉が「奥の細道」と題し完成したのが、旅から五年後の元禄七年。この本を懐に江戸から郷里伊賀上野に向けて、実兄に渡す為最後の旅に出立した。
芭蕉の俳諧への熱い思いは、生きる手段として、非日常に身を置く事により旅を選んだ。芭蕉の人間力は、旅による人と人との出会い。そして縁が生まれる。
芭蕉が帰った江戸は点取り俳諧の世界になってしまっていた。
時間切れで次回に持ち越されたが活発な意見がでて、今年最後を締め括った。